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  PART II

水は極めて冷たい源流域
 「ようらく」 は標高700mから900mに位置します。 (周囲は1000〜1500m級の山々に囲まれた源流域です) 
言うまでもなく「ヤマメ」、「岩魚」は寒冷域に棲息する種族であるため水温も限りなく0度に近い真冬から、 真夏でも13度位(冷たくて水泳は不可)までが理想の棲息域と言われております。
夏場に水温の上昇する低地のヤマメはご存知のようにかなりの大型 (尺物もめずらしくない) になります。 しかし、その反面肉質に締まりがなく食味は本来のヤマメのそれにはほど遠いです。

大型のファイトを楽しむなら芦ノ湖のレインボーか霞ケ浦のブラックバスがお勧めでしょう。
しかし、引き味もさることながら 「美味い魚が食べたい!」という人も多いです。

良型のイワナ源流域のため言うまでもなくイワナもいます。


「ようらく」は高地の冷水域の立地条件を最大の武器として 「ヤマメ」と「イワナ」の養殖を主たる 業務としております。(高地の冷水域のため渇水の年にはヤマメやイワナの成育に影響がでることが あります。そのため緊急用として虹鱒も養殖しています)
その他の雑魚(ざこ)はいません。( ここが他と大いに違うところです)
従って「また、ハヤだ ! 」、「ウグイだった!」という声は聞こえてきません。
釣れる魚のほとんどが " ヤマメ か イワナ"(緊急時の虹鱒も否定はしません)という嬉しい 管理釣り場です。
全てが源流育ちの魚で食味は極上です。
(注):
釣り人の経験と腕によりヤマメばかりを釣る人とイワナばかりの人、ニジマスばかりを釣る人に分かれます。 一番喜ばれないパターンは「虹鱒組」でしょう。
しかし、これはフライパターンの色で違ったり、警戒心の強いヤマメ、イワナは簡単に釣れないため比較的 警戒心のあいまいな虹鱒が先に釣れることからくる違いもあります。
つまり、餌の違い(フライを含む)や狙い方(これは腕の違いに通ずる)による場合も多いです。
源流域のためルアーを引けるようなポイントは多くありません。
(*注)ヤマメの生育等の関係から一時的にイワナ、ニジマスをより多く放流する時期があります。 詳細は 「現場に確認」 して下さい。


いまさら言うまでもないことですが、ヤマメもイワナも非常に警戒心の強い魚です。しかしながら、釣り人 はというと「どうせ養殖ヤマメだろう!」、「管理釣り場だから行けば釣れるよ!」と釣り掘にでも行くか如き 発想をしている人がかなり多いです。多分「ヤマメ坊主」(ヤマメが釣れない)になるでしょう。
「ようらく」のヤマメやイワナは山奥の源流で養殖し放流しているのでほとんど野性と思って対処する 必要があります。人影を見ただけで天敵と警戒し一気に白泡の下に逃げ込んでしまいます。

「すれていて釣れない」という人もいますが、すれているのではなく不用意にポイントに近づいて魚を 白泡の下に追いやってしまっている人が多いのです。
このような人は「初心者」というより、「素人」という表現が当てはまります。 初心者は魚の釣れない のを自らの腕の精と考えます。試行錯誤をすることによりやがては釣れるようになるでしょう。
が、素人は他人の精(管理者の責任)として責任を転嫁します。そのような考えではいつまでたってもヤマメは 釣れないでしょう。
魚に警戒心を与えないように下流から低い姿勢でアプローチ(ポイントに近づくこと)することが 何よりも大切です。何事にも基本というものがあります。

釣り堀のように水が濁っているか、透明度が低ければ人も魚を見えないように魚も人が見えないので 魚はさほど警戒心を持たないため釣り人にとっては好都合かも知れませんが、 ようらくの源流釣り場では水が非常に澄んでいるので不用意なアプローチをしたら釣果は 半減以下になります。
魚の背中は保護色になっているので人間からは簡単に見えませんが、赤や黄色の派手なジャンパーやヤッケ を着ている人間は魚には丸見えです。

一般河川への釣行では一日の釣行で一匹も釣れないことはざらです。
たくさんの渓流釣りファンがいますが、常にヤマメをターゲットにする人は極々わずかです。 詳しいデータはありませんが、その数は10人に1人というほど多くなく100人中4-5人ではないで しょうか? 理由は「山奥に行かなければならない」からで女性や子供ではまず無理と考えるのがふつう でした。その4-5人の中でも釣行のたびにヤマメの姿を拝める人は1人いるかどうか…。
あなたは…? 

それほど手ごわい相手「ヤマメ」、海の「石鯛」に匹敵すると言えるでしょう。

誰でも一度は挑戦した ( 或いは、しようとした) ことがあるかもしれません。 しかし、 ギブアップしてしまった人が多い。なぜでしょう?
経済的敗者。
(1) まずタックル( 特にロッド ) の値段が中途半端でないことから来る経済的敗者。
ロッドは適当なものが1本あれば充分。 しかし、あれこれとロッドを何本も買い込みロッド集めをして いるのではないかと思える人が多いのも事実です。 ゴルフの場合でも「スコアが悪いのをクラブのせいにして 次から次へと新たしいクラブを買う」人がいますがクラブが良ければスコアが良くなるなら世間はプロゴルファー ばかりになってしまうでしょう。
ロッドを買ったら釣行費用がなくなってしまったということもあるかもしれません。
幾らロッドに金を掛けても、釣行費用がなくては始まらない。
ゴルフの腕が上達しないのをクラブのせいにする人がいますが、ヤマメの場合もそうならないことを願います。

>体力的敗者。
(2)鯉、フナと違い「裏の小川で…」という訳にはいかず、かなりの距離を遠征しなければならないことから くる体力的敗者。
幾ら若くても5時間も6時間もかけて山奥まで行くのは決して楽ではありません。行くだけでも大変なのに 帰り道の交通渋滞は更にキツイ。釣果「ボウズ」で帰る時など肉体的疲労に精神的苦痛が追い討ちをかけ 心は「満身創痍」ということもしばしば。 そのような時は誰しも「二度と行かないぞ!」と心に堅く 誓う(?)体力的敗者になります。

精神的敗者。
(3)とにかく行ってみたが、その緒戦でおきまりの「アタリすら無し」のボウズ。挫折感からくる 精神的敗者。
一度や二度の釣行でヤマメを釣ろうとするのが「甘い」のですが、その甘さに甘んじて( ? ) ギブ・アップをする人も多い。やはり近くの小川でフナ、ハヤ、ウグイ達と仲良しになったほうが よいのでは?
「ようらく」では「誰でも釣れる」とか、「絶対釣れる」等と甘い言葉で釣り人を引き付けるようなことは しません。
一般河川では魚がいるかいないか分からない所で釣りをするリスクもありますが、「ようらく」には魚は います。
「魚はいるがそれを釣れるかどうかは本人の腕次第」と考えています。

※ このページを見ているアナタは未だ懲りない釣り師 (アングラー) のうちの一人でしょうか。
諦めなかったあなたに 「ようらく」 からの朗報があります。
ようらくのヤマメはサイズはちょっと小ぶりですが、里の川で釣れる太って大きい「ぶよぶよ」ヤマメではなく、 山岳部の谷川で育ったしまりのあるスマートなぴんしゃんヤマメです。

ひと頃 「幻の魚」 と言われた時期があったが、養殖技術の改良、進歩により今では全国の渓流部で ヤマメを釣ることが可能になっています。「可能になっている」 ことが 「いつも釣れる」 ことを 意味している訳ではありません。(ご注意のほど)
そこがハリにエサを付けてほうり込めば釣れるニジマスと大きな違いです。

もしもアナタが 「ヤマメもニジマスも似たり寄ったり…」とお考えでしたら、ハッキリ言って上記 (3)の二の舞になると思ったほうがよいかも知れません。

ほとんどの管理釣り場は「ヤマメもいる」が「ニジマスもいる」というケースが多いです。ではその 比率はと言うと(本音は)「圧倒的にニジマス」ということも止むを得ません。
なぜなら、養殖の難易度が全く違うからです。一番の問題は水温です。こればかりはどうしようもなく 春から夏にかけて水温の上がる低地(標高の低い地域)ではヤマメもニジマスもどんどん成長し大きく なります。 しかし、水温が20度近くになる真夏ではヤマメは死に絶えてしまうケースがあり、その後には 虹鱒だけが残ります。
つまり、養殖業者側からみて費用対効果を考慮すると養殖・管理し易いニジマスがどうしても盛んに なります。

釣れるかどうかはあなたの経験、勘、腕、最後がタックルにかかっています。
河川管理者の責任ではありません。「タックルが先 … 」と勘違いする人が多いですが。

早春の解禁当初の1ケ月くらいはどこの河川へ行ってもそこそこ釣れるが、あとは悶々の日々が続くこと になるのが「ヤマメ釣り」の定めでしょう。

あなたが「初心者ではない」と自覚をしていて、「ようらく」で1日を過ごして、もしもボウズで あったならヤマメ釣りはこの際止めて他の管理釣り場でニジマス専門かヘラブナ釣りに転向した ほうが良いでしょう。時間も費用も節約できます。

ニジマスに関して一言:
ニジマスは全国どこでも(温泉地の釣堀や池をはじめ至るところで)簡単に釣れる魚ですが、問題は 多少臭いがあることです。これはその魚が放流されている釣り堀や池の水質に問題があります。 釣り掘で釣った魚を食する人はまずいないでしょう。
「ようらく」のニジマスは源流の清水(しみず)で孵化の段階から養殖しているため全くの野性のトラウト 同様でそのような匂いの問題はまったくありません。
ニジマス特有の臭みが無いことはもとより、冷水養殖のため肉質が締まっているので味が良いのが自慢です。
他の地域のニジマスと一緒にしないでください。 一度味わってから判断してもらいたいです。(虹鱒と馬鹿にするなかれ)

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